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脊柱側彎症

本日は「脊柱側彎症」についてです。

脊柱側彎症とは、背中側(前額面)から見て脊柱が側方へ彎曲した状態のことで、機能的脊柱側彎と構築性脊柱側彎(狭義の脊柱側彎症)に区別されます。
機能的脊柱側彎(functional scoliosis)は脊柱のねじれや椎体の楔状変形など、椎骨自体の形状変化を伴わない単なる脊柱の側方彎曲を示した状態のことです。これは側彎の原因となっている因子を解決すれば側彎は消失ないし軽減することができます。原因となる因子には、腰椎椎間板ヘルニアなどによる疼痛脚長差、下肢関節の不良肢位での拘縮に起因する骨盤の側方傾斜などが挙げられます。

構築性脊柱側彎症(structural scoliosis)はX線学的特徴として、①自家矯正が完全にはできない側方彎曲の存在、②椎体の楔状変形(wedging)、③椎体の凸側方向へのねじれ(vertebral rotation)があり、これらは構築性側彎の必要3条件になります。
また、立位で背部を観察すると、①側彎凸側背部の隆起、②凸側肩甲骨の突出(prominent scapula)、③ウエストラインの非対称性がみられます。
構築性脊柱側彎は様々な原因で発生するが、大多数は原因不明の突発性側彎症(idiopathic scoliosis)です。突発性側彎症は発症年齢によって乳幼児側彎症(infantile scoliosis:3歳未満の乳幼児に発症、男児に多く、左凸側彎が多い) 、若年性側彎症(juvenile scoliosis:3歳ころから10歳までの間に発症、性差はなく、左胸椎側彎が多い)、思春期側彎症(adolescent scoliosis:11歳以上の思春期に発症、右凸胸椎側彎の頻度が高く、85%が女子)の3型に分けられます。

治療は一般的には保存療法として装具療法が用いられます。ただし、側彎角が大きく、外見的にも心理的にも、また心肺機能にも影響のある側彎症には、脊柱彎曲の矯正と進行防止を目的とした手術が行われます。
また、突発性側彎症は多感な思春期の女子に多いので心理的な影響も考慮する必要があります。
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by tyama0902 | 2006-04-25 23:57 | 勉強
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