本日の講義は、先週に引き続き
「パーキンソン病(Parkinson disease:PD)」についてです。
パーキンソン病については、
こちらを参考にしてください。
今回の講義では、パーキンソン病患者に理学療法士がどのように関わっていくのかについて考えました。
では、パーキンソン病患者に対して行う理学療法の目標ですが、これには2つあります。
1つは、
自立可能な時期を延ばすことです。パーキンソン病は進行性疾患であり、まだ根本的な治療法が見つかっていないため、将来介助が必要となることは避けられません。しかし、
リハビリや薬物療法を行うことで、介助が必要になるまでの自立期間を大幅に延ばすことができます。患者自身が自立したADLを行うことで、QOLの向上にもつながります。
そしてもう1つの目標が、
廃用症候群を最低限に食い止めることです。パーキンソン病の症状には筋固縮というものがあり、それにより屈筋が優位となり、身体のあらゆる関節が曲がったまま固まってしまう
屈曲拘縮を起こします。屈曲拘縮が起こると、
関節の可動域が狭くなり日常生活にも影響を及ぼします。また、無動により
運動量が少なくなり体力の低下にもつながります。他にも、自律神経症状として
起立性低血圧が問題となってきます。
起立性低血圧は、立ったときに血圧が低下し、立ちくらみやめまいを起こすもので、ひどいときには失神を起こします。そのため、立ち上がることができなくなり、寝たきりとなり、活動性が低下し、
さらなる廃用症候群を引き起こしていきます。
ではでは、本日の講義はこの辺で…。
さて、今日はようやく卒業論文のためのゼミの担当教員が発表されました。私は希望通りの先生につけたので一安心です。ですが一息つく間もなく、これから卒論に向けて一気に活動開始です。そんな状況下の中、未だに実感がないのはなぜでしょうね(^_^;)しっかりしないといけないんですけどね。まぁ、自分の納得のいく成果が出せるよう、頑張っていこうと思います!なんせこれが初めての研究ですから。