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回旋筋腱板

本日の講義は 「回旋筋腱板(rotator cuff)」についてです。

回旋筋腱板とは、上腕骨を回旋する棘上筋(supraspinatus)棘下筋(infraspinatrus)小円筋(teres minor)肩甲下筋(subscapilaris)の4つの筋、ないしはこれら4つの筋の筒のような腱板を指します。これらの筋の腱は関節包と密接に癒合し、分離は困難です。腱板は平均6~7mmの厚さを持ち、強力で血行にも富んでいます。この 腱板が老化による変性を起こすと、俗に言う「五十肩」ないし「四十肩」(呼び名が違うだけでこの二つは同じ症状)つまり、肩関節周囲炎となり、痛みとともに上腕の挙上が困難になります。

棘上筋は、上腕の外転及び関節窩に上腕骨頭を引き付け、安定化させる働きがあります。力を入れずに腕をだらりとと垂らした時(安静下垂時)にも、この棘上筋のみが常に肩関節安定のために緊張しています。また、投球時に上腕筋が引っ張られて肩甲骨から離れようとする時も、それに抵抗します。棘上筋は回旋筋腱板の中では最も負担が大きく、損傷を受けやすい
腕を外転させるとき、もし三角筋だけでは上腕骨頭が安定せずに上滑りして関節包を肩峰や烏口突起で押しつぶしかねない。しかし、棘上筋だけでは停止位置が肩関節に近すぎて十分に腕を上げることができない。二つの筋が共同してはじめてスムーズな外転が可能となります。
棘上筋の起始は肩甲骨(棘上窩)、停止は上腕骨(大結節)、支配神経は肩甲上神経です。

棘下筋は上腕骨の外旋筋としては最も強力で、肩関節の後方の安定化にとって重要。回旋筋腱板の中では、棘上筋に次いで損傷を受けやすい
棘下筋の起始は肩甲骨(棘下窩)、停止は上腕骨(大結節)、支配神経は肩甲上神経です。

小円筋は棘下筋の働きと似ており、棘下筋の働きを助けます。二つの筋は同時に働いています。
小円筋の起始は肩甲骨(外側縁・下角)、停止は上腕骨(大結節)、支配神経は腋窩神経です。

肩甲下筋は上腕骨の内旋、内転、伸展時に働きます。広背筋や大円筋と働きは似ているが停止が肩関節により近いためにあまり大きな力を出すことはできません。
肩甲下筋の起始は肩甲骨(肩甲下窩)、停止は上腕骨(小結節)、支配神経は肩甲下神経です。
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by tyama0902 | 2006-06-07 23:56 | 勉強
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